tkm2261's blog

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米国CS修士合格から渡米までの手続き諸々

こんにちは、tkmです。

今回は合格後からやったやったことを書いておきます。

UCIに限定される事も多そうですが、そもそもこの辺の資料がネットに無かったので色々残しておきます。

私もTwitter経由なので色々な方から教えてもらって何とか渡米直前までこれたので、あとに続く方々が楽になれば幸いです。

Statement of Intent to Register (SIR) の提出

合格メールと一緒にSIRの案内が来ます。Statementって付いてるとビビりますが、

入学する場合はaccpetにチェック入れて提出するだけです。

Statement of Legal Residence (SLR) の提出

これは多分カリフォルニア州だけっぽいですが、居住者かどうかの審査に使われるようです。

[授業のための居住者]は、普通に言われる居住者と定義が若干異なるらしく質問にいっぱい答えます。

よくわかってないで授業料の安い居住者を希望しましたが、もちろん認められず非居住者の授業料が請求されました。

l-20ドキュメントの提出

l-20は入学許可証と呼ばれるもので、大学にl-20ドキュメントを提出すると送られてきます。

これが無いと学生ビザの取得ができないので急いで提出しましょう。

実際のUCIの書類のフォーマットが↓です。

https://ic.uci.edu/forms/NewGradStudent-StudentForm2018.pdf

1年分授業料+生活費の残高証明

申請書類の他にl-20の取得にはパスポートと1年分授業料+生活費の残高証明の2つの資料を提出する必要があります。

必要な額は学部や年によって違いますが、私の場合はGRADUATE (STANDARD)なので$52,433を用意する必要がありました。

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全て現金である必要はなく、奨学金とかを貰えている場合はそちらでも大丈夫です。

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残高証明は銀行に行って『英語の残高証明下さい。』といえば1週間ぐらいでもらえます。私の場合は三菱UFJ銀行でした。

為替レートは変動するので預金額に余裕を持って取得しましょう。

あとこの残高証明書はビザ面接でも要求されるので捨てずにとって置きましょう。

l-20の配送手配

l-20ドキュメントの提出自体はネットでできますが、

送られてくるl-20自体はPDFではなく直筆のサイン入りの書類なので、国際郵便で受け取る必要があります。

この辺は大学によって変わりそうですが、UCIの場合はeShipGlobalというサイトで登録して、そのIDを書類提出時に記載して配送を手配しました。

https://study.eshipglobal.com/

学生(F-1)ビザ取得

l-20の書類を受け取ったらビザの取得をします。特別な事がなければF-1ビザだと思います。

↓のサイトを参考にすれば特に問題なく取得できると思います。

米国ビザ申請 | 学生ビザ - 日本 (日本語)

非移民ビザ申請書(DS-160)の記載

これもこの記事に従って記載すれば特に問題ないと思いますが、結構長いので余裕を持ってやると良いです。

あと数分記載がないとセッションが終わってしまうのですが、再開には最初に表示されるIDが無いと再開出来ないので、必ず控えておきましょう。私は3回ぐらい同じ事を書く羽目になりました。

米国ビザ申請 | DS-160 情報 - 日本 (日本語)

注意点としては一番最後に親族以外の身元保証を2人記載する必要があるので予め依頼をしておきましょう。

とくに米国大使館から連絡とかは行かないです。(変なことをしなければ。。。)

SEVIS費用の支払

ここで支払って、最後に表示されるI-901 SEVIS費確認書を印刷して持っていく必要があります。

SEVIS費用について | 在日米国大使館・領事館

5cm x 5cmの写真用意

5cm x 5cmが出せる証明写真機は少ないので探しておきましょう。確か司法書士用のやつが5cm x 5cmだったはずです。

(あれば)過去10年間に発行された古いパスポート

一応書いてありますが、なくてもいけます。

私も見つからずに持っていきませんでしたが、確認すらされませんでした。

ビザ面接

ここで面接の予約と申請費用の支払をします。

https://cgifederal.secure.force.com/?language=Japanese&Country=Japan

面接の内容については言っちゃいけない気がするので詳細は書きませんが、私の場合は5分ぐらいで終わったので緊張せずに行きましょう。

あと諸先輩方に頂いたアドバイスとして、『米国で働きたいとは言わないほうがよい』というのがありました。

学生ビザは学外での就労が禁止されているのと、その後の就労ビザが取れるとは限らないので、将来違法就労するかもと疑われて良くないようです。

TA/RAやインターンをやるつもりでも、お金のことを聞かれたら変なことを言わずに『親に借ります。』というのが良いようです。(まるっきり嘘は駄目ですが)

あと、残高証明書やここまで使った書類は全て持っていったほうが無難です。人によってはCVを要求されたという噂も聞きましたが私は求められませんでした。

面接が終わるとパスポートは回収されて、その後ビザが添付された形で自宅に郵送されてきます。

家探し

UCIではPh.D.学生は学内寮 (On-Campus housing)が基本保証されており、ここから申し込むと部屋を借りることができます。基本的にシェアルームなので予算応じてシェア人数や間取りを 選ぶと良いです

https://housing.uci.edu/apply/How_To_Apply.html

ただ私の場合はMasterなのと合格を貰ったのが遅い時期だったのでwaiting listに載ったまま学内寮に入ることは出来ませんでした。

学外の部屋を借りる

UCIの場合はOff-Campus Housing Networkなるものが整備されており、そこから部屋を借りることが出来ました。

https://offcampus.housing.uci.edu/

ログインすると部屋の検索とルームメイト募集の掲示板にアクセス出来ます。

基本的にルームメイト募集しているところで借りるほうが安いですが、ルームメイトがいなくなった時に自分が探す側にならないと行けないのが面倒で普通に大家から借りました。

私の場合は、private bedroomの確保を最優先にした結果、キッチンなし大学から5kmバストイレ共用で月700ドルの部屋を借りることになりました。

契約と家賃の支払

家の契約には12 month leaseやMonth-to-Monthなどがあり。12 month leaseとかでも30日前(契約による)とかに通告すると出ていく事が出来ます。12ヶ月は追い出されないということですね。

あとは部屋を又貸しするsubletとかもあるので、安いからといって安易に契約すると契約通りにMove-out dayで追い出されるので注意しましょう。

契約が成立すると、大体の場合にデポジット家賃1ヶ月分+入居月家賃+退去月家賃の合計3ヶ月分のお金を支払います。

米国だと銀行振込の手数料が高く、VenmoやPayPalでの支払が多いようです。Venmoは米国の銀行口座が必要なので、私はPayPalをとりあえず使っています。

予防接種

入学が近づくと恐らく予防接種の履歴の提出が求められます。

UCIの場合は最初の秋学期は予防接種が全て打ててなくても履修できるのですが、冬学期の履修登録が出来なくなるので日本で予め受けていったほうが無難です。

一緒に打てるワクチンもありますが、ものによっては4週間空けないる必要があるので、最低でも渡米2ヶ月前には母子手帳を持って医者に行ったほうが良いです。

あと米国は麻疹風疹には厳しいようなので、合格が決まった瞬間に麻疹風疹は受けてしまっても良さそうです。

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日本で間に合わなくても米国で受けることもできます。米国だと医療費が怖いところですが、学生は大学の医療保険に普通は入るのでそこまで高くないようです。

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予防接種は日本でも保険外なのでこんなもんですね。

履修登録

ここは大学によりますが、大体6月ぐらいから秋学期の履修登録が始まるので早めに履修登録しましょう。

人気授業は結構すぐ埋まります。

TA/RAの申込

7月ぐらいにメールが来て希望する学生は登録をします

UCIの場合はTAはTOEFL speaking 26点以上 or 大学の英語のテストに受かる必要があるので日本からの留学生は出来ない場合が多そうです。

そのかわりReaderと呼ばれる採点とかのRAはできるみたいで、Ph.D.の学生はこの仕事が保証されているようです。

だいたい月1,000ドルぐらいの仕事のようなので、お金の無いMasterの私でも出来ることを祈っています。

とりあえずSkillのところにKaggle Masterと書いておきました。

授業料の支払

ここも大学によるでしょうが、UCIだとinternational paymentはここから払えと案内されました。

WU GlobalPay

記載していって最後に出てくるPDFを銀行に持っていくと支払ができるようです。

UCIの場合は9/17が支払期限だったので余裕をもって支払いましょう。

新入生オリエンテーションへの参加

最初の大学行事として、9/20に設定されてました。これも年や大学によって全然違いそうです。

これに間に合うように渡米すれば良さそうです。