tkm2261's blog

研究員(OR屋) → データ分析官 → MLエンジニア → ニート → 米国CS PhDが諸々書いてます

Kaggle chaiiコンペで2位でした&GMになりました。

Usenix Security '22で論文発表した。

Kaggle Shopeeコンペで2位でした。

お久しぶりです。

一応ブログにはなんかイベントが起きたら書いて置くことにしているんですが、

米国生活も落ち着いてきて更新が滞ってました。

今回はKaggle ShopeeコンペでLyakaapさんと組んで2位入れたのでそのご報告です。

解法解説はYoutube Liveで行ったので良ければ合わせてご覧ください。

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個人で頑張るPh.D.学生の米国Tax Return

こんにちは。

今日は無事Tax returnが振り込まれたので、収入あるF-1学生(Ph.D.学生を想定)が個人でTax Returnをやる方法を自分の備忘も兼ねて解説します。

ちなみにPh.D.学生は基本的にお金が返ってきます。

免責: この記事はTax Returnの書類を書いた時のことを思い出しつつ書いてます。間違っている可能性があるので信じすぎず各自で確認してください。

始める前に。。。

所属する大学がSprintaxを契約していて使えるか確認しましょう。

例えばUSCなんかだと無料で使えます。私立の強みですね。

https://ois.usc.edu/living-in-la/money/taxes-2/taxprep/sprintax-tax-preparation-software/

ただこのサービス個人で使うとなると、連邦税$37.95 州税$29.95と70ドル近く取られて、少額のTax Returnで使うのは幅からられます。

他にもサービスあるかもですが、Non-Resident Alien向けは需要も少なくSprintaxぐらいかと思います。

ちなみに個人でやる場合Web提出は出来ず、郵送必須になります。

用意するもの

  • W-2: いわゆる源泉徴収票、収入がある場合は必ず郵送されてきます。控え・連邦税用・州税用の3枚綴になっているはずです。
  • 1042-S: 奨学金などの収入はコチラに記載される。こっちは多分取りに行くかWebからダウンロードします。

まず米国Taxの仕組みに慣れる

あまり良くないですが、Sprintaxは課金せずに州税連邦税の課税額を見るところまでは進めます。

アプリのインストラクションに沿って、どの書類のどの数字を使うかが理解できるので仕組みを理解するのにとても役立ちます。

州税・連邦税の額を見たら、控えておいて最後に自分で算出した金額と検算します。

提出するもの

連邦税と州税はオフィスが別なので2通封筒を用意する必要があります。

  • 連邦税: W-2, 1042-S, Form 8843 と (Form 1040-NR-EZ または Form 1040-NR) の4書類を郵送
  • 州税: W-2, 1042-S と Form 540NRと(1040-NRかEZのコピー)の4書類を郵送

Form 1040-NR-EZはEZは簡素を意味していて、扶養者がいなくて変な収入がない場合はこちらで出来ます。詳しい条件はコチラ

大体の留学生はForm 1040-NR-EZで足りるはずなので、Form 1040-NR-EZのみ解説します。

連邦税

少し古いですが、こちらのガイドがとても役に立ちます。項目番号がちょっと変わってたりするので項目名をしっかり確認しましょう。

Unofficial UWaterloo Intern USA Tax Guide

Form 8843

https://www.irs.gov/forms-pubs/about-form-8843

これは収入なくても提出必須のやつですが、Part IIIのStudentsのところを埋めればOKです。Form 1040-NR-EZに同封する場合は住所の欄は書かなくて大丈夫です。

Form 1040-NR-EZ

https://www.irs.gov/forms-pubs/about-form-1040-nr-ez

基本的に↑のUnofficial UWaterloo Intern USA Tax Guideに沿って埋めていけば大丈夫です。

1042-Sのことは書いてないですが、

  • 1042-Sの項目2のGross Incomesを1040-NR-EZの項目5の「Scholarship~」のところに、
  • 1042-Sの項目7aのFederal Tax Whitheldを1040-NR-EZの項目18aの「Federal income tax ~ 1042-S」のところに

それぞれ書くぐらいです。その他気をつけることは州税をItemized deductionで控除するのを忘れないというところですね。

公式のガイドも見つつ進めればすんなりかけると思いますが、これが厳しいと思ったら素直にSprintaxを使うことをオススメします。

州税

カリフォルニアを例に話を進めます。州税のほうが色々控除があって少し面倒です。

1040-NR-EZに書いた数字を流用するので、連邦税を終わらせてから州税を始める必要があります。

2019年度のはコチラから見ることが出来ますが、毎年その年用のがあるのでググって最新のものを見つけましょう。

2019 540NR Booklet | FTB.ca.gov

左側のRelated contentsからその年のフォームとInstructionを見ることができます。

空欄が多いですが、注意するところは

  • 項目7と11がpersonalを一人分($122)の控除
  • 項目12がW-2にある賃金収入
  • 項目13, 15, 17がW-2と1042-S合わせた総収入
  • 項目18がitemized decutionとstandard deductionの多い方。
    • PhD学生だと普通はstandard deductionのほうが大きいのです。額はググって調べましょう。
    • 2019年度は$4,537でした
  • 項目31に自分の控除後収入から課税額をInstructionにあるTax Tableから見つける。
  • 項目42が州税の課税額、多分項目31から項目7を引いた額になってるはず。
  • 項目81, 87にW-2にある収税の源泉徴収額を書く。
  • 項目125に源泉徴収額と実際の課税額との差を書く。(普通はRefundのはず)
  • 連邦税の書類も添付しろとあるので、1040-NR-EZのコピーをつける。

初めてやるとstandard deductionとTax Tableのところが面倒ですが、それ以外はすんなりと行くと思います。日本の確定申告やったことアレば似たようなものです。

郵送する

Sprintax上の課税額と一致したら署名して提出をします。

残念ながらNon-Resident AlienはWeb提出できないので郵送します。宛先住所はググれば出てきます。

Trackingはしたほうが良いとは思いますがPriority Mailが$8ぐらいするので、少額の場合は通常郵便のFrist-class Mailで良いかと思います。ここら辺は好みです。

最後に

上記の通り結構面倒なので周りだとSprintaxを課金したり、税理士に頼んだりしてしまっている人もいます。ただ1回慣れれば簡単なので毎年70ドルの節約になるのでオススメです。調べた限り日米租税条約周りの免税は厳しそうなので大人しく普通にやるのが良さそうです。あとインターンとかに行って収入が増えると、記入する額や項目が増えると思います。

kaggle Tweet Sentiment Extractionコンペで5位でした。

解法 (英語)

www.kaggle.com

解法(日本語)

チーム組んだguchio3さんの記事

guchio3.hatenablog.com

解説動画

www.youtube.com

kagglerを訪ねて三千里という企画を始めました。

お久しぶりです。tkmです。

最近Youtubeで「kagglerを訪ねて三千里という企画(リモート)」という企画を始めました。

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これは私がYoutube Liveに毎回ゲストをお呼びして、kaggleやそれにまつわる話をゲストとだらだら話す企画になります。

構想自体は昔からあって、以前kaggleの入門動画を上げたときに

「スキルよりも何故そういった特徴量を思いつくのかといったことを知りたい。」

というコメントをいくつかもらい、言語化は難しいですがインタビュー形式でざっくり上位kagglerが何を考えているかを伝えられればと思い始めました。

高尚なことを言ってますが、論文投稿が一旦落ち着いて、日本語で会話してリフレッシュしたかったという私の思惑も大分強いです。

現在、onoderaさんtoshi_kさんにお越し頂いて、これからsmlyさんやjackさんにもお越し頂く予定です。

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live中にする質問や出演者の自薦他薦も募集していて、こちらのフォームからよろしくお願いします!

docs.google.com

米国で個人売買で車を買う

こんにちは、tkmです。

最近ちょうど車の更新の案内が来たので車を個人売買で買った時のことを書いておきます。

免責: これで実際車買ってトラブルにあっても知りません。1年前のことを思い出して書いているので正確でない場合があります。そもそも州によってルールが違う場合があります。

個人売買のトラブルは多い

個人売買の魅力はディーラーで買うよりも安く車を手に入れられることですが、典型的なレモン市場であるので結構トラブルも多くあります。

周りで聞いた話だと

  • オイル漏れしているが、試運転前にはオイル突っ込んどいて動くようにして、買った翌日には動かなくなっていた
  • エアコンとかが壊れてて結局修理に2,000ドルぐらい使った

などなどがあるので、長く滞在する場合は新車を買うことも視野に入れても良いかもしれません。20,000ドルぐらいあれば買えるかと。

私は大学のFacebookコミュニティ経由で車を購入

もう一つ留学生の個人売買の魅力としては、だいたいの大学で車や家具などを売買するコミュニティがFacebookなどにあるので、

そこで買うと受け渡しがスムーズに行えるのと、どこで繋がってるかわからないので同じ大学の人は騙しずらいというのがあります。

私の場合偶然ですがオーナーがUCIの講師で、かなり信頼できるというのも購入した理由のひとつです。

価格は6,000ドルで2009年製のCX-7を買いました。走行距離も10,000マイル超えてますが元気に走ってます。周りの友人みんなに『日本車にしろ』と言われましたが、日本車は走行距離が長くても丈夫なのと故障した時の修理費が安いので、こだわりがなければ日本車が良いようです。

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留学生以外には使えない技ですが、他にもいろいろサイトがあるのでそこを使うと色々な人から車を買えますが、

よくわからないのでこの辺りは他サイトに譲ります。

オーナーからまず聞く情報

とりあえず興味ある車を見つけたら以下を聞きます。

  • VIN code
  • 製造年
  • モデル (オプション込)
  • マイレージ(走行距離)

あとオーナーがCarfax report(後述)持っていることもあるのでもらえるか聞くとよいです。

VIN codeは別に個人情報でないので気軽に聞いてOKです。

価格の妥当性

車の価格は主にKBBのサイトの価格(KBB Price)が参考にされます。ここはあまりに有名なので売り主もこれを見て価格を決定しています。

注意するのは”Private Party Value(個人売買用の値段)を見ることです。ディーラー用の値段だとまず折り合わないので注意が必要です。

ほかにはCarfaxもPrivate Party Valueを提供しています。

車の事故歴・メンテナンス歴を調べる

ちゃんとした事故歴・メンテナンス歴を調べるのはcarfaxとかAutocheckにお金を払う必要があります。

ただ前述のようにオーナーが持ってる場合があるので聞くとよいです。

この事故歴・メンテナンス歴は無料でもある程度調べることができて、

Carfaxで無料ユーザー登録して自分の車としてVINを登録するとメンテナンス歴がみれるのと、

VINCheck® | National Insurance Crime Bureauから盗難車かどうかや、Total lossの事故歴があるかも見ることができます。

私は無料のだけでやりましたが、この後の試乗とPrepurchase inspectionで問題あればわかるのでそれでよしとしました。

試乗と購入前検査(Prepurchase Inspection)

色々調べて購入に前向きなら試乗をします。もう相当乗り気なら試乗のタイミングでPrepurchase inspectionをしてしまうのが良いです。

Prepurchase inspectionは車の修理工場に持ち込んでプロに調べてもらう工程です。予約はしたほうが良いですが飛び入りでも何とかなるとは思います。

もちろん持ち込むことをオーナーに確認しますが、これを断られる車は買わないほうがよいです。

私の時はオーナーも来たいというので私の友人と3人で行きました。

値段はまちまちで30〜80ドルぐらいはかかると思うので、事前に安いところを調べておくとよいです。

そこでブレーキの摩耗具合やタイヤの摩耗具合やオイル漏れなどなどを調べてもらいます。

最終的にこのレポートで見つかった問題をベースに値下げ交渉をします。

その他、今年の車の更新をやっているかと、スモッグテスト(2年毎に必須)をいつやったかでも値下げ交渉の余地があります。

個人売買は現金主義

車に乗って値段の折り合いもついたら実際に購入します。小切手や振込とかで購入OKな方もいますが、これらは口座にお金なかったり後からキャンセルできたりでリスクがあるので現金が好まれます。

ただし、大金を持ち歩けないのでオーナーと一緒に最寄りの銀行に行くことになります。引き出す必要はなくて二人でカウンターに行くと直接お金を移動してもらえます。

このときに諸々の書類も処理します。

ところどころに走行距離を書く欄があるので、買う前にOdometerの写真を取っておくとよいです。トラブル防止にもなります。

お金払う前か後に書類仕事をします。

  • スモッグテストの証明をもらう&有効日付の確認
  • 車の所有証明Certificate of Title (Pink Slip)に二人共サインして半分もらう。
  • Bill of sale (https://www.dmv.ca.gov/portal/dmv/detail/forms/reg/reg135) に二人共サインして半分もらう。(多分形式自由、別の州の場合はそちらを用意)

ここでBill of saleには購入価格を書くのですが、これを元に登録料が決まります。なので売り主と協議して実際より安い金額を書くと登録料が安くなります。

ただし事故があった場合などは保険額がこれベースになるのであまり安い金額にもしないほうが良いので適当な金額にするとよいです。

これで売り主とするやり取りは終わりです。

以上のことは記憶をもとに書いているので、日本語でも色々な方が書いているので別途調べることをオススメします。公式もわかりやすいです。

DMVで車の登録

買ってから(確か)10日以内に車をDMVで登録する必要があります。DMVではアポ取れる場合がありますが一杯で取れないことも多いので、アポ無しの場合は朝7時ぐらいから並ぶとよいです。

朝7時に行った時は開いてから30分ぐらいで手続きできました。なお昼頃行くと4時間ぐらい待つと思います。

DMVにはチェックリストにあるものとBill of saleを持っていきます。

カリフォルニアの場合は登録に保険が必須ではない(確認されなかった&チェックリストにもない)のですぐやってしまうのが良いです。

ただ保険加入は必須なので、なるはやで加入しないといけません。

保険加入と免許取得

ここで免許の取得時期と少し関係してきます。免許番号がないと保険に登録できないのですが、私は免許を取る前に車を購入しました。(試乗も友人にやってもらった。)

なんで?と思われるかもしれませんが、免許の実技試験には自分で車を持っていく必要があるので免許取る前に買ってしまうと色々楽なんです。

免許番号は仮免の筆記試験に合格するともらえるので(本免許も引き継ぐ)、車を買ったらすぐ受けに行ってしまうと良いです。

日本の免許持ってる方なら前日に過去問練習していけば多分受かると思います。受かると即日仮免が発行されて、カリフォルニアの免許を持つ人を助手席に乗せると運転することができます。

余談ですが、F-1学生は微妙なラインらしいですが多分日本の免許で一人で運転することができます。(各自の判断でお願いします。)

(ラボの中国人の友人は実技試験に自分のみで運転していって何も言われなかったのと、彼はインストラクターにお願いして運転練習していて、そのときにインストラクターが大丈夫と言っていたそうな。)

あと仮免(Permit)だと入れる保険会社が制限されます。GEICOとかProgressiveとかは大丈夫です。

どのみち最初の保険料は馬鹿みたいに高いので一旦加入して半年後に見直しするのをオススメします。

あと保険の加入証明は実技試験受けるときにも必須です。

Enjoy Driving!

これで晴れて自分の車を運転することができます。アメリカ社会は車を前提に作られているので、車が手に入ると行動の自由度が一気に増します。

体験版が終わったというか、FF7でミッドガルを出た直後とかそんな感じです。

買い出しの幅も一気に広がります。その結果私はアジアスーパーで日本とほぼ変わらない食生活になってます。

そんなこんなで楽しんでください。