コネなし論文なし英語苦手なアラサーのおっさんだけど米国CS大学院入学に頑張ったので全てを晒す ー 英語(TOEFL)対策 -
こんにちはtkmです。今日は留学に必要な英語を解説していきたいと思います。
大学院留学を考えている人の最大の懸念は英語と思いますし、受験を思い立った時にTOEIC630点というスコアから始めた自分にとっても最大の懸念点でした。
超一流校はTOEFL iBT 100点、とりあえずは90点
私がざっと調べた感じだとCSのPh.D課程のTOEFLの要求スコアはこんな感じです。
※免責: 間違ってても責任とりません。
TOEFL iBT100点というのが英語がちゃんと出来るという一つの目安になってます。
最低スコアがないPrincetonとかもこんな記載をしています。
https://www.cs.princeton.edu/grad/faq#23
とりあえずはUC Bercleyの90点を目安にするのが良いと思われます。
TOEFL iBT 100点と90点の間には大きい壁がある。
受験された方皆が言うのがコレです。もし100点を目指すなら90点->100点にするのにそれまでの学習時間と同じだけかかるのを覚悟した方が良さそうです。
個人的な感覚的としては
- TOEFL iBT 100点: Reading, Listening, Speaking, Writingの全セクションで英語話者に『まぁいんじゃね?』って思われるレベル
- TOEFL iBT 90点: 1つのセクションは出来てなくてもほかでカバーしてとれる点数
つまり、TOEFL iBT 90点はSpeakingが微妙でも取れる点数です。
SpeakingとWritingはテスト毎に出題テーマとの相性があるので、この2セクションで25点を取るのはかなり大変です 。
TOEFLとIELTSどっちが良いの?
私はTOEFLしか受けてないのでわかりません。
伝統的にTOEFLを受けとけば大体大丈夫ですが、私が受験した限りではIELTSを受け付けない大学は無かったです。
余裕があるのなら早い段階で両方受けて体に会う方を選びましょう。
最初はListeningが呪文にしか聞こえなかった
東工大出身クオリティで本当に英語が苦手でTOEIC720点が遠い存在だった自分としては最初はホントに辛かった。。。
ただTOEICと異なり、文法問題はほとんど出ないので学習自体は結構楽しめました。この辺は日本の英語教育の駄目な点と重なりますが、あまり語りません。
Listeningが英語に聞こえるようになってきたのは1年ぐらい経ってからなので英語学習には長い時間がかかるので根気よくやりましょう。
自分は英語の才能がゼロなのかと疑った時期もありましたが、語学はやはり継続すると伸びる分野ですね。実感するまで年単位かかりますがw
TOEFLスコアの推移
社会人クオリティて受けまくりました。真似するかは各自に任せます。二日酔いとかで行った試験もあるので点が凹んでるところもあります。
古いスコアがもう見れなくなってたけど確か66点からスタートでフィリピン留学ブーストで91点とって、その後あんまり勉強出来なくて92点で終了
最初呪文にしか聞こえなかったListeningが安定してきたのはホント最近なので英語の勉強にはとても時間がかかる。。。
参考になるかわからないけど俺的TOEFL学習法
とりあえず公式マニュアルを買いましょう
この辺が米国っぽいですが、公式マニュアルがとても充実しています。模試もついているので英語強者はこれだけで十分な場合があります。
Magoosh TOEFLがなんだかんだ良かった
独学でやるときは机に向かった後、参考書のどれをどうやるか悩む所から始まって効率が悪かったので、
こういうMagoosh TOEFLで一日にReading1個とListening1個と気が向いたらSpeaking、Writingと決めてからは、結構はかどりました。
別記事で触れる予定のGREもMagoosh使いました。
日本語のTOEFL参考者を買うべき?
私は結構買いましたが、結局ほとんど使ってません。
TOEFL始めるのに日本語で読めるモノが欲しい場合は買っても良いと思います。
英単語帳だけは結構使いました。
瞬間英作文を今スグやろう。絶対やろう
瞬間英作文は本当に英会話を劇的に向上させてくれました。
筆者の『自分は英字新聞呼んでるのに、ジムのメキシコ人と簡単な英語すら話せないのはどうしてだ。』との問題意識が巻末に書いてあって同意しかなかった。
これをひたすら毎日やると話したいことが英語で大体表現出来るようになります。騙されたと思ってやっても損ないです。
同じ筆者がこんな本も出してますが、↑には瞬間英作文+音読が良いと書いてあるのでコレも同意しかない。
個人的には音読にはBBC 6 minute English が肌に合いました。
Reading対策
ここは英単語覚えて気合しかないです。ここで28点は稼いでおきたい。
あと私の場合はパラグラフごとに問題解くようにしたらスコアが安定しました。
Listening対策
Listeningは本当に時間がかかるので焦らずいきましょう。 2年でやっと25点以上が安定してきました。
フィリピンの学校ではメモ取ることが推奨されましたが、初めは無理せず聞くことに集中したほうが良いかも。
日々の鍛錬はBBC Learning English - 6 Minute Englishの音読を毎日と、移動中にNPR News Now : NPRを聞いてました。
Speaking対策
多くの日本人にとっての鬼門。結局20点取ることは出来なかった。。。
とりあえず20点, 23点, 26点を目標にすると良さそう
始めてのTOEFLはビープ音がなってから『あ、、あ...』っと顔ナシみたいな声しか出ないのは誰もが通る道
とりあえずテンプレートを暗記する所から始めて、徐々にバリエーションを増やすのが良さそう。
ただしDevelopmentと呼ばれる項目が重視されており、これは自分の実体験を踏まえているか的なやつなのでテンプレだけだと点を下げられます。
ただしコレは話せるようになってから心配すれば良いのです。
テンプレートは自分オリジナルを作る必要がありますが、とりあえずこの辺から始めると良さそう
(画像クリックするとPDFがあります)
http://elibrary.bsu.az/books_250/N_177.pdf
Writing対策
これも数こなして頑張るしかないです。最初はテンプレから入ると良いです。
私の場合はフィリピンで一ヶ月間毎日200 words以上のエッセイを4本書き続けて、とりあえず書けるようになりました。ただ最近は点数がそんなに伸びてないので悩んでます。
テンプレは悪ではなく必須教養
テンプレは悪というか、点数を下げられる要因ではあるので忌避される傾向がありますが、
英語の作文は非常に型に嵌めて書くことが求められているところがあるので、むしろ変に変えない方がしっかり勉強しているな感が出てTOEFLだと多分好印象です。
Five-paragraph essay - Wikipediaとかが有名ですが英語圏の教育はそんな感じで型を重視しますす
日本も戦前は型に嵌めた作文が教育されてましたが、自由な表現の発露を阻害するとかで今の教育になってるみたいです。(小論文の授業を取れば別ですが)
GREのAnalytical Writingではもうちょい高度なのが求められるので、興味があるかたはそっちを見ましょう。
参考書的にはこれを使ってました。
フィリピン留学は意味あるか?
結論から言うと、ちゃんと準備していけば意味あるし、漫然と行くと意味ないです。
個人的には、こんな感じです。
- 行く前に上述の瞬間英作文で基本的な英文を叩き込む&スグ出てくるようにする
- 先生とかと会話して、覚えた英語がどの程度どう伝わるかが分かる
- 自分の英語の守備範囲がわかるようになるので、わからない時に自信を持って聞き返せるようになる
- これやらないと行く意味ないかも
- 日本人にとって当たり前に英語を話す環境はなんだかんだ貴重
- Pronunciationの授業は受けた方がよい
- 余裕があったら英文法も英語で教わると色々発見がある
- TOEFLコースは日本より安い
滞在的には1ヵ月で十分だと思います。伸びる人はそこで伸びるし、それ以上の上達は時間かかるので日本でやっても能率変わらないはずです。
ただ女子大生とかと海行って遊んだり心の洗濯的にはとても良いところなので、社会人は深く考えずに行っても良いかもです。
オンライン英会話は意味あるか?
個人的には意味ないと思ってます。あれやって上達した人見たことが無いですし。
個人的には、以下の流れが良いかと思います。
- 瞬間英作文をやりまくって会話で使える英文を増やす
- フィリピンとか行って集中的に英語を運用する
- 課題が見えてくるので、日本で自主学習
細切れで時間とっても多分良くないかなーと思います。適当に45分授業受けるなら同じ時間瞬間英作文をやったほうが良いです。